ハムスターの健康を維持するためには、栄養バランスの取れた餌を選ぶことが重要です。ここでは、ハムスターに適した餌の選び方や与え方について詳しく解説します。
ハムスターの食事とおやつの選び方

ハムスターは雑食性ですが、特に以下の栄養素をバランスよく摂取する必要があります。
- タンパク質: 筋肉や組織の成長・修復に必要。昆虫や卵、豆類などから摂取可能。
- 炭水化物: エネルギー源。種子や穀物が主な供給源です。
- 脂質: 適量の脂質は健康な皮膚や被毛の維持に役立ちます。
- ビタミンとミネラル: 健康維持のために不可欠です。新鮮な野菜やサプリメントが補助になります。
野生のハムスターは普段から動き回っていますが、ペットのハムスターはかなり個性が出ます。年から年中走るハムスターも居れば、一切走らない子もいます。その為、体重を見ながら食事を変える必要があります。
市販のハムスター用フード ペレットタイプ

- 特徴: 栄養バランスが良く、偏食しにくい。
- メリット: 必要な栄養素が均一に含まれ、簡単に与えられます。
- デメリット: 嗜好性が低い場合があり、食べないこともあります。
ペットショップで飼育されていた時からペレットで育っているハムスターは大丈夫ですが、稀にひまわりの種やミックスフードで育てられていたハムスターの場合はペレットを食べなかったり好き嫌いする子がいます。
極論を言うと、そのようなペットショップからのお迎えはしてはいけません。ですが、仮にお迎えした後なのであればペレットとおやつを少しずつ与え、徐々にペレットを多くする必要があります。
市販のハムスター用フード シードミックス
- 特徴: 種子や穀物、乾燥野菜などが混ざったタイプ。
- メリット: ハムスターが楽しみながら食べることができます。
- デメリット: 好きなものだけを食べる「偏食」になりやすく、栄養が偏るリスクがあります。
ハムスターが好きでよく食べてしまいます。しかし脂質が多く太りやすいです。またこれになれるとペレットを食べなくなるので正直おすすめはしません。ただご褒美程度にたまにあげると喜びます!
市販のハムスター用 ナチュラルフード

- 特徴: 無添加やオーガニックの素材を使用。
- メリット: 自然な素材で安心感がある。
- デメリット: 栄養バランスの調整が難しい場合があります。
ナチュラル系のペレットならばかなりおすすめです。ただナチュラル系でもシードミックスならあまり意味がありませんのでおすすめはできません。
ビタミン
食事の中でビタミンを摂取させるのが難しいです。場合によってはビタミン剤を水に混ぜて飲ませてあげる必要があります。ただ、おしっこが汚れやすくなるのでお掃除の手間が増えます。
論外:ひまわりの種
ハムスターはひまわりの種は好きでイメージもあると思います。人間で言うと毎日ポテトチップを食べてるようなものです。主食としてあげるのは飼い主失格です。
新鮮な野菜と果物の与え方
- 与えて良い野菜: ニンジン、ブロッコリー、キャベツ(少量)、ピーマンなど。
- 与えて良い果物: りんご(種は除く)、バナナ、ブルーベリーなど。
- 与えてはいけない食品: ネギ類(玉ねぎ、ニラ、ニンニク)、アボカド、チョコレート、柑橘類など。
例えばサラダを作った時に少し分けてあげるのもおすすめです。ただその場合には少量にする事や水分を極力ふき取ってあげて、水分の少ない部分をあげましょう。ハムスターはすぐにお腹を壊してしまいます。
餌の与え方と注意点
- 量の目安: ハムスターの種類によって異なりますが、一般的に1日10–15g程度が目安です。
- 時間帯: ハムスターは夜行性なので、夕方から夜にかけて餌を与えるのが理想です。
- 食べ残しの管理: 腐敗を防ぐため、毎日食べ残しをチェックし、取り除きましょう。
- 水分補給: 新鮮な水を常に用意し、飲み水ボトルを清潔に保つことが重要です。
与えたエサは、すぐに巣穴に持ち帰るので一見すると食べてるようには見えます。ただ家の中を見えると食べずに残ってるので、衛生管理として見つけたらすぐに捨てましょう。
コスパは悪くなりますが、病気の原因になる可能性があるのは早期対応が必要です。
おやつの与え方
- 適度なおやつ: 種子類(ひまわりの種など)は嗜好性が高いため、ご褒美程度に与えましょう。
- 昆虫系おやつ: 乾燥ミルワームなどは高タンパクなおやつとして適しています。
- 頻度: おやつは週に1–2回程度に抑えましょう。
ハムスターも人間と同じでおやつが大好きです。ただ味を覚えてしまうとペレットを食べなくなってしまいます。週に1度くらいでいいと思います。
プロからのアドバイス
- 栄養バランスの管理: ペレットを主食にし、シードミックスや野菜を補助的に与えることで栄養バランスを保ちます。
- 観察を欠かさない: ハムスターの体調や食欲を観察し、食事の内容を調整しましょう。
- 定期的な見直し: ハムスターの成長や年齢に応じて餌の種類や量を見直すことが大切です。
若いころはハードタイプのペレットが好きで食べますが、2歳を過ぎると硬くて食べる事が難しくなります。ペレットを水でふやかして与えたり、ソフトタイプのペレットに変更してあげてください。
ハムスターの食事や選び方のまとめ
ハムスターの餌選びは、健康を維持しストレスを軽減するために重要です。栄養バランスを考慮した餌選びと与え方を実践し、ハムスターとの楽しい生活をサポートしましょう。